michiのイラストレーターへの道2プログラマの仕事を選んだのは、ただ円満に親元を出たかったから。そして、親に迷惑を(金銭的にも精神的にも)かけないで出られる職種が その当時、一人暮らし用の寮が大阪に用意され、両親が安心しそうな職種であった、 ソフトウエアの会社でした。 (うちの親は、ウエイトレスを水商売だというくらいの保守派なのです) 就職し、3年後に今の夫と結婚。夫が公務員試験に通ったので 故郷の愛媛に帰り、田舎の専業主婦になりました。 子供がすぐ生まれ、家には 「せめて苦労して覚えたコンピューターの知識を忘れないように」といって、 退職金10万円を全て、はたいて買ったパソコンがありました。 それで、家事の合間に、面白がってインターネットをするようになりました。 息子が一歳になった頃、夫が急に公務員を辞めて関西にでると言い出しました。 もともと給料は安かったものの、安定した公務員を辞めるということに 周囲の反対は猛烈で、一日に2回同じ親から勘当されたりもしました。 フリーになるという夫。不安定な経済状況は必須と思われました。 ついつい「あなたが稼いでくれないから…」そういうせりふを吐きそうになります。 不満は全てそこに行くのです。 |